木代日誌5.厳島神社の神具をリニューアル?後編

みなさん、こんにちは。

前編でもお伝えしましたが、木代建築工芸では、

厳島神社の神具をリニューアルさせていただきました。

今回はその後編です^^

さて、新しく誕生した神具たちを拝殿へ運び込みました。

   

神主さんにご祈祷をしていただき、この神具たちは今年のお祭りから活躍していきます。

拝殿に運ばれた姿を見ると・・・

やはりあるべき場所にあるという感じで、重厚感がさらに増しますね!

  

そして、なんと!この神具たちには、もうひとつ素晴らしいお話が・・・!!

じつは・・・材料の桧は、この厳島神社の境内に生えていた桧を使用して製作しています!!

写真ではわかりずらいのですが、大きな切り株です。

神主さんが何かに使用するかもしれないと切った桧を製材し大切に保管していたのだそうです。

今回は、そんな由緒ある場所で厳島神社や氏子の人々を守り続けてきた桧を

神具に使用させてもらうことができました。

  

タイミングもよく、運命のような必然のような・・・そんな木との出会いを感じました♡

桧は加工もしやすく、油分をふくんでいるため長期間もちこたえることもできます。

これからの活躍に大いに期待です☆

最後に、今回の制作の様子を紹介します。棟梁がひとつひとつ使用する木材目利きし

古い神具の大きさや、形を精確に図りながら、手刻みで加工をおこないました!!

   

釘は使用せず、宮大工として職人の技術を駆使して製作していきました!

  

  

木代建築工芸では、寺社仏閣の新築、修繕はもちろんのこと神具等の修繕やリニューアル等も、

依頼主様と相談をおこないながら製作していきます。お気軽にご相談ください。

厳島神社様、お忙しい中、貴重なお話も聞かせていただきありがとうございました。

今回のお祭りから、お神輿と巡行する神具たち!今から見るのがとても楽しみです。

もし、お祭り等で見かけたら・・ぜひ、その香りや美しさを感じてみてください^^